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本屋大賞を受賞した作品の一覧です。

本屋大賞受賞作

本屋大賞は新刊を扱う書店の店員さんが選考する文学賞で、エンターティメント系の小説が選ばれる傾向が強いようです。
「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」がキャッチコピーになっています。
以下は年度別の受賞作品です。

年度 作品名
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第20回(2023年)

汝、星のごとく

凪良ゆう

1位 凪良ゆう「汝、星のごとく」

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
(「内容紹介」より)

2位 安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」
3位 一穂ミチ「光のとこにいてね」
4位 呉勝浩「爆弾」
5位 青山美智子「月の立つ林で」
6位 小川哲「君のクイズ」
7位 夕木春央「方舟」
8位 町田そのこ「宙ごはん」
9位 寺地はるな「川のほとりに立つ者は」
10位 結城真一郎「#真相をお話しします」

第19回(2022年)

同志少女よ、敵を撃て

逢坂冬馬

1位 逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?
(「内容紹介」より)

2位 青山美智子「赤と青とエスキース」
3位 一穂ミチ「スモールワールズ」
4位 朝井リョウ「正欲」
5位 浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」
6位 西加奈子「夜が明ける」
7位 小田雅久仁「残月記」
8位 知念実希人「硝子の塔の殺人」
9位 米澤穂信「黒牢城」
10位 町田そのこ「星を掬う」

第18回(2021年)

52ヘルツのクジラたち

町田そのこ

1位 町田そのこ「52ヘルツのクジラたち」

「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。 孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。注目作家・町田そのこの初長編作品!
(「内容紹介」より)

2位 青山美智子「お探し物は図書室まで」
3位 伊吹有喜「犬がいた季節」
4位 伊坂幸太郎「逆ソクラテス」
5位 山本文緒「自転しながら公転する」
6位 伊与原新「八月の銀の雪」
7位 凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」
8位 加藤シゲアキ「オルタネート」
9位 宇佐見りん「推し、燃ゆ」
10位 深緑野分「この本を盗む者は」

第17回(2020年)

流浪の月

凪良ゆう

1位 凪良ゆう「流浪の月」

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
(「内容紹介」より)

2位 小川糸「ライオンのおやつ」
3位 砥上裕將「線は、僕を描く」
4位 横山秀夫「ノースライト」
5位 川越宗一「熱源」
6位 相沢沙呼「medium 霊媒探偵城塚翡翠」
7位 川上未映子「夏物語」
8位 知念実希人「ムゲンのi」
9位 早見和真「店長がバカすぎて」
10位 青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました。」

第16回(2019年)

そして、バトンは渡された

瀬尾まいこ

1位 瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」

森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作
(「内容紹介」より)

2位 小野寺史宜「ひと」
3位 深緑野分「ベルリンは晴れているか」
4位 森見登美彦「熱帯」
5位 平野啓一郎「ある男」
6位 木皿泉「さざなみのよる」
7位 三浦しをん「愛なき世界」
8位 知念実希人「ひとつむぎの手」
9位 芦沢央「火のないところに煙は」
10位 伊坂幸太郎「フーガはユーガ」

第15回(2018年)

かがみの孤城

辻村深月

1位 辻村深月「かがみの孤城」

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
(「内容紹介」より)

2位 柚月裕子「盤上の向日葵」
3位 今村昌弘「屍人荘の殺人」
4位 原田マハ「たゆたえども沈まず」
5位 伊坂幸太郎「AX アックス」
6位 塩田武士「騙し絵の牙」
7位 今村夏子「星の子」
8位 知念実希人「崩れる脳を抱きしめて」
9位 村山早紀「百貨の魔法」
10位 小川糸「キラキラ共和国」

第14回(2017年)

蜜蜂と遠雷

恩田陸

1位 恩田陸「蜜蜂と遠雷」

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
(「内容紹介」より)

2位 森絵都「みかづき」
3位 塩田武士「罪の声」
4位 小川糸「ツバキ文具店」
5位 村山早紀「桜風堂ものがたり」
6位 原田マハ「暗幕のゲルニカ」
7位 西加奈子「i」
8位 森見登美彦「夜行」
9位 村田沙耶香「コンビニ人間」
10位 川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」

第13回(2016年)

羊と鋼の森

宮下奈都

1位 宮下奈都「羊と鋼の森」

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
(「内容紹介」より)

2位 住野よる「君の膵臓をたべたい」
3位 中脇初枝「世界の果てのこどもたち」
4位 西川美和「永い言い訳」
5位 辻村深月「朝が来る」
6位 米澤穂信「王とサーカス」
7位 深緑野分「戦場のコックたち」
8位 東山彰良「流」
9位 中村文則「教団X」
10位 又吉直樹「火花」

第12回(2015年)

鹿の王

上橋菜穂子

1位 上橋菜穂子「鹿の王」

強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?
(「内容紹介」より)

2位 西加奈子「サラバ!」
3位 辻村深月「ハケンアニメ!」
4位 柚木麻子「本屋さんのダイアナ」
5位 月村了衛「土漠の花」
6位 吉田修一「怒り」
7位 米澤穂信「満願」
8位 阿部和重・伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト」
9位 伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
10位 川村元気「億男」

第11回(2014年)

村上海賊の娘

和田竜

1位 和田竜「村上海賊の娘」

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。
(「BOOK」データベースより)

2位 木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」
3位 辻村深月「島はぼくらと」
4位 岩城けい「さようなら、オレンジ」
5位 万城目学「とっぴんぱらりの風太郎」
6位 長岡弘樹「教場」
7位 柚木麻子「ランチのアッコちゃん」
8位 いとうせいこう「想像ラジオ」
9位 森見登美彦「聖なる怠け者の冒険」
10位 中村文則「去年の冬、きみと別れ」

第10回(2013年)

海賊とよばれた男

百田尚樹

1位 百田尚樹「海賊とよばれた男」

敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながら、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か―実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説、前編。
(「BOOK」データベースより)

2位 横山秀夫「64」
3位 原田マハ「楽園のカンヴァス」
4位 中脇初枝「きみはいい子」
5位 西加奈子「ふくわらい」
6位 窪美澄「晴天の迷いクジラ」
7位 宮部みゆき「ソロモンの偽証」
8位 川村元気「世界から猫が消えたなら」
9位 山田宗樹「百年法」
10位 伊藤計劃、円城塔「屍者の帝国」
11位 冲方丁「光圀伝」

第9回(2012年)

舟を編む

三浦しをん

1位 三浦しをん「舟を編む」

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
(「BOOK」データベースより)

2位 高野和明「ジェノサイド」
3位 大島真寿美「ピエタ」
4位 中田永一「くちびるに歌を」
5位 小川洋子「人質の朗読会」
6位 沼田まほかる「ユリゴコロ」
7位 宮下奈都「誰かが足りない」
8位 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖  ―栞子さんと奇妙な客人たち」
9位 万城目学「偉大なる、しゅららぼん」
10位 百田尚樹「プリズム」

第8回(2011年)

謎解きはディナーのあとで

東川篤哉

1位 東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。
(「BOOK」データベースより)

2位 窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
3位 森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
4位 百田尚樹「錨を上げよ」
5位 奥泉光「シューマンの指」
6位 梓崎優「叫びと祈り」
7位 貴志祐介「悪の教典」
8位 夏川草介「神様のカルテ2」
9位 有川浩「キケン」
10位 有川浩「ストーリー・セラー」

第7回(2010年)

天地明察

冲方丁

1位 冲方丁「天地明察」

江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。
(「BOOK」データベースより)

2位 夏川草介「神様のカルテ」
3位 吉田修一「横道世之介」
4位 三浦しをん「神去なあなあ日常」
5位 小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」
6位 川上未映子「ヘヴン」
7位 藤谷治「船に乗れ!」
8位 有川浩「植物図鑑」
9位 東野圭吾「新参者」
10位 村上春樹「1Q84」

第6回(2009年)

告白

湊かなえ

1位 湊かなえ「告白」

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。
(「BOOK」データベースより)

2位 和田竜「のぼうの城」
3位 柳広司「ジョーカー・ゲーム」
4位 池上永一「テンペスト」
5位 百田尚樹「ボックス!」
6位 貴志祐介「新世界より」
7位 飯嶋和一「出星前夜」
8位 天童荒太「悼む人」
9位 東野圭吾「流星の絆」
10位 伊坂幸太郎「モダンタイムス」

第5回(2008年)

ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎

1位 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(「BOOK」データベースより)

2位 近藤史恵「サクリファイス」
3位 森見登美彦「有頂天家族」
4位 吉田修一「悪人」
5位 金城一紀「映画篇」
6位 角田光代「八日目の蝉」
7位 桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」
8位 万城目学「鹿男あをによし」
9位 桜庭一樹「私の男」
10位 重松清「カシオペアの丘で」

第4回(2007年)

一瞬の風になれ

佐藤多佳子

1位 佐藤多佳子「一瞬の風になれ」

春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート!
(「BOOK」データベースより)

2位 森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
3位 三浦しをん「風が強く吹いている」
4位 伊坂幸太郎「終末のフール」
5位 有川浩「図書館戦争」
6位 万城目学「鴨川ホルモー」
7位 小川洋子「ミーナの行進」
8位 劇団ひとり「陰日向に咲く」
9位 三崎亜記「失われた町」
10位 宮部みゆき「名もなき毒」

第3回(2006年)

東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~

リリー・フランキー

1位 リリー・フランキー「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人―。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る―。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。
(「BOOK」データベースより)

2位 奥田英朗「サウスバウンド」
3位 伊坂幸太郎「死神の精度」
4位 東野圭吾「容疑者Xの献身」
5位 重松清「その日のまえに」
6位 島本理生「ナラタージュ」
7位 町田康「告白」
8位 古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」
9位 桂望実「県庁の星」
10位 西加奈子「さくら」
11位 伊坂幸太郎「魔王」

第2回(2005年)

夜のピクニック

恩田陸

1位 恩田陸「夜のピクニック」

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
(「BOOK」データベースより)

2位 荻原浩「明日の記憶」
3位 梨木香歩「家守綺譚」
4位 絲山秋子「袋小路の男」
5位 伊坂幸太郎「チルドレン」
6位 角田光代「対岸の彼女」
7位 雫井脩介「犯人に告ぐ」
8位 飯嶋和一「黄金旅風」
9位 三浦しをん「私が語りはじめた彼は」
10位 市川拓司「そのときは彼によろしく」

第1回(2004年)

博士の愛した数式

小川洋子

1位 小川洋子「博士の愛した数式」

世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示した―記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。せつなくて、知的な至高のラブ・ストーリー。著者最高傑作。
(「BOOK」データベースより)

2位 横山秀夫「クライマーズ・ハイ」
3位 伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
4位 森絵都「永遠の出口」
5位 伊坂幸太郎「重力ピエロ」
6位 石田衣良「4TEEN」
7位 吉本ばなな「デッドエンドの思い出」
8位 福井晴敏「終戦のローレライ」
9位 京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」
10位 矢作俊彦「ららら科學の子」