J・K・ローリング「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」☆☆☆

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ハリー・ポッター・シリーズの第5作目になります。

このシリーズのベースは復活を図る邪悪な魔法使いヴォルデモートと、唯一彼を傷つけた少年ハリー・ポッターの対決です。

初めの何巻かは、ヴォルデモート自身が登場する機会はそれ程多くはなかったのですけど、巻を重ねるごとに復活が近づき、登場する機会も増えてきます。

ハリポタ・シリーズは何やら子供だましと感じる部分と、奥が深い部分とがありますが、今回の作品には奥深さを感じました。

多分人物造形が良いんですね。

主人公ハリーポッターにしたって、直ぐに腹を立てるし、いつもいつも良い子なわけじゃない。それは親友のロンやハーマイオニー、更には死んだハリーの父親も同じです。

どこかに意地悪な部分が有るし、強情で間抜けな部分もある。

そういう人間的な弱みもキッチリと書けていて、尚且つ主人公にストレートに感情移入出来る辺りがとても素晴らしい。

この作品もとても面白かった。でもいつも思うけど、スリザリン生にまともな奴が居ないのは何故なんでしょうね。


ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団は、まだ幼かった管理人の娘がどうしても発売日に読みたいというので、初めてアマゾンで予約して購入した本です。

キチンと発売日に自宅に届いて、便利な世の中になったものだと思ったのを覚えています。

あの当時は絶版になった古本以外をネットで買うなんて想像もしませんでしたが、今ではそれが当たり前になってしまいました。

それどころか最近では、管理人はコミックは基本はKindle化されたものしか購入しません。

以前は週に一度くらいは本屋を覗いたものですけど、今はめったに行かなくなりました。

本屋で本を眺めながら何を買おうかなと考えるのも楽しいものですけど、品揃えではネットには敵いません。少し寂しい気もしますね。


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