新しい発見がある作品のリスト
読んだ後で新しい発見や感動がある小説・コミックなどを紹介します。
- 青野春秋:100万円の女たち - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 売れない小説家の家に居候する5人の女たちは毎月100万円をそれぞれ小説家に渡している。誰が何故、何のために、こんな状況を作り出したのか? - アイザック・アシモフ:銀河帝国の興亡 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 1万2千年続いた銀河帝国の避けられぬ衰退を予測した心理歴史学者が、一刻も早い文明の復活を願って設立したファウンデーションに関わる物語。アシモフの代表作の一つ。 - アイザック・アシモフ:黒後家蜘蛛の会 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 6人の友人が月に一度集まって開く会合「黒後家蜘蛛の会」で語られる不思議な出来事を給仕ヘンリーが解決するという安楽椅子探偵物のミステリィ。 - リチャード・アダムス:ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 群れに迫る危機を察知した11匹の勇敢なうさぎたちが、新しいユートピアを求めて放浪の旅を始める冒険ファンタジィ。 - 荒川弘:銀の匙 Silver Spoon - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 大自然に囲まれた北海道の農業高校に進学した都会育ちの少年の成長と、日本の農家や農業の抱える現実を描いた青春マンガ。2012マンガ大賞受賞作。 - ドナ・アンドリューズ:恋するA・I探偵 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 若い女性型のAIが彼女を作ったプログラマー失踪の謎を追うユーモラスなミステリィ。2002年アガサ賞受賞作。 - 石川英輔:プロジェクト・ゼロ - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 演劇用ロボットを作った会社が人間そっくりの娼婦ロボットを開発するというユニークなSF小説。 - 石ノ森章太郎:石ノ森章太郎のマンガ家入門 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - マンガ家を志す人も志さない人も、マンガに興味がある方は一度は読んでおくべき名書。 - 石原慎太郎:青春とはなんだ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 田舎の高校教師になった熱血先生を描いた石原版「坊ちゃん」。すごく面白かった。 - コニー・ウィリス:ドゥームズデイ・ブック - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - ペストが蔓延する14世紀のイギリスに送られた史学部の女子学生を中心にした真面目なSF。 - コニー・ウィリス:ブラックアウト - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - オックスフォード大学の史学部の学生が第二次世界大戦のイギリスにタイムトラベルするSF。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞。 - コニー・ウィリス:オール・クリア - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - ブラックアウトの続編というか後編。ブラックアウトを先に読まないとダメです。 - 上橋菜穂子:獣の奏者 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 強大な力を持つ獣と意思をつなぐ少女を主人公にした独特の世界観を持つ異世界ファンタジィ。 - 上橋菜穂子:鹿の王 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 特別な山犬が広める不治の感染症の謎に迫る戦士と医術師の姿を描いた奥行きのあるファンタジィ。 - 漆原友紀:蟲師 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 目には見えない「蟲」が引き起こすいろいろな怪異に対応する架空の職業「蟲師」を主人公にした少し懐かしい味わいのファンタジィ。 - 荻原浩:砂の王国 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - ホームレスにまで落ちぶれた元証券マンが立ち上げた新興宗教。果たして彼は人生を取り戻せるのか。 - 海堂尊:チーム・バチスタの栄光 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 大学病院の心臓手術専門チームの連続術中死の謎をユーモラスな掛け合いを交えて描いた医療ミステリー。 - 門井慶喜:銀河鉄道の父 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 宮沢賢治の生涯を賢治の父親・政次郎の視点から描いた作品で思わず引き込まれてしまう。 - 加納朋子:ななつのこ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 短大生が何気なく手にした本に感動して出したファン・レターから始まった作者との文通。身の回りの不思議を解決する連作ミステリィ。第3回鮎川哲也賞受賞。 - オースン・スコット・カード:エンダーのゲーム - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - エイリアンと戦うためのバトルスクールで成長する少年の姿を描いたヒューゴー賞受賞作。 - ゲイル・キャリガー:英国パラソル奇譚 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
 - 人間と吸血鬼や人狼などが共存して暮らす架空の19世紀ヴィクトリア朝時代の英国を舞台にしたユーモラスなロマンチック・ファンタジィ。 - 小山宙哉:宇宙兄弟 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 少年の頃にUFOを目撃してから、宇宙飛行士になる事を誓い合った兄弟が、紆余曲折を経ながら宇宙を目指す姿を描いた第35回(2011年)講談社漫画賞受賞のSFコミックの傑作。 - 近藤史恵:サクリファイス - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - プロの自転車ロードレースチームに所属する青年の成長と生き方を描いた第10回大藪春彦賞受賞のサスペンスフルなスポーツ小説。 - 西條奈加:金春屋ゴメス - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 日本の関東地方に鎖国状態の独立国家「江戸国」が出来たという設定の日本ファンタジーノベル大賞受賞のユニークな時代小説? - 佐藤多佳子:一瞬の風になれ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 陸上短距離に打ち込む高校生たちを描いた青春小説の傑作。すごく面白い。 - 佐藤雅美:恵比寿屋喜兵衛手控え - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 第110回の直木賞を受賞した江戸時代の弁護士(?)の活躍を描いた傑作時代小説。 - 佐藤雅美:「半次捕物控」シリーズ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 江戸の岡っ引き半次を主人公にした連作時代小説。特に第1作目の「影帳」はお勧めです。 - 佐藤雅美:「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 居眠り病のため町奉行所の裏方例繰方に勤める同心藤木紋蔵を主人公にした連作時代小説。 - 佐藤雅美:調所笑左衛門 薩摩藩経済官僚 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 文化文政時代の薩摩藩の、破局した財政を立て直した茶坊主上がりの家老調所笑左衛門を主人公にした歴史経済小説。著者が言うように、まさしく歴史の皮肉・残酷さを感じる傑作。 - 佐藤雅美:啓順凶状旅 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 江戸の顔役の息子を殺害したとして追われ続ける元は医者だった啓順を描いた時代小説版の「逃亡者」。 - 沢木耕太郎:深夜特急 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 突然思い立って日本を出た青年の放浪のような旅を描いたノンフィクション。自分も真似をしたくなるような作品。 - ロバート・シェクリィ:ロボット文明 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 記憶を奪われ流刑地惑星オメガに送られた男が、自分の無実を信じて地球に戻り驚愕の真実を突き止めるという傑作SF。 - 塩田武士:罪の声 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 1984年から85年にかけて日本中を震撼させたグリコ・森永事件を題材にして、人間の生き方を探った第7回山田風太郎賞受賞のミステリィ。 - 司馬遼太郎:坂の上の雲 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 日露戦争に赴く日本人を描いた司馬文学の最高傑作。日本人なら一度は読みたい作品。 - 司馬遼太郎:項羽と劉邦 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 秦の始皇帝亡き後、天下の覇権を争った天才項羽と凡人劉邦の運命の不思議を描いた歴史小説の傑作。 - 司馬遼太郎:竜馬がいく - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 明治維新を導いた偉人坂本竜馬の生涯を描いた司馬文学の大傑作。 - ダン・シモンズ:ハイペリオン - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 遠い未来、人類とAI群、人類が突然変異したシュライクと三つ巴の覇権争いをしている時代を舞台にした気宇壮大な叙事詩。ヒューゴー賞受賞作。 - 白石一郎:海狼伝 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 対馬の田舎に暮らす青年が南蛮船の船大将となるまでを描いた戦国海洋冒険小説。 - 白石一郎:十時半睡事件帖 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
 - 江戸時代の福岡藩総目付十時半睡を主人公にして、公務員たち(すなわち武士階級)のもやっとした問題を描いた連作時代小説。 - マーティン・スコット:魔術探偵スラクサス - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
 - 中年で酒飲みのおっさん探偵が、王家を巻き込んだスキャンダラスな殺人事件の調査に乗り出すというユーモラスなミステリィ・ファンタジィ。 - シオドア・スタージョン:夢みる宝石 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 養家を出てカーニヴァルに飛び込んだ少年と彼を匿う矮躯の女性が、世界を憎み破滅させようと企む医師に立ち向かう叙情的な雰囲気のある古典的名作SF。 - カール・セーガン:コンタクト - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 宇宙から届いた電波信号から始まるファースト・コンタクト・テーマの傑作SF。 - ロジャー・ゼラズニイ:光の王 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 植民した惑星にインド神話の世界を作り上げ、自らを神として君臨する移民1世たち。その圧政に立ち上がる勢力との対決を描いた神話とSFを見事に融合したヒューゴー賞受賞作。 - ジョン・ダニング:死の蔵書 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 殺人事件の被害者は腕利きの古本掘出し屋、事件を追う刑事の趣味は稀覯本を集めること。アメリカの古書業界事情が散りばめられ、うんちくが語られ、本好きにはたまらないミステリィ。 - チャールズ・ディケンズ:クリスマス・カロル - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 守銭奴の老人がクリスマス・イヴに現れた3人の精霊の力で不思議な体験をする事により自らの生き方を改めるという心温まる世界的な名作。 - J・R・R・トールキン:指輪物語 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 史上最高のファンタジィ。 - 花沢健吾:アイアムアヒーロー - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 人々がゾンビ化していく中で、35歳の臆病なオタク漫画家が生き延びようとあがく姿から崩壊した世界を描いた作品。 - 半村良:石の血脈 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 吸血鬼伝説や人狼伝説などを巧みに調和させて描いたSF伝奇小説の傑作。 - 日生マユ:放課後カルテ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 少し訳ありの小学校の保健の先生を主人公にして、現代に生きる小学生たちの悩みや成長を描いたヒューマンドラマ。 - 広瀬正:エロス - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - もしもあの時ああしていたら・・・というテーマのパラレル・ワールドを描いた名作SF。題名から受ける印象とは全く違う作品です。 - 広瀬正:マイナス・ゼロ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 昭和38年から昭和の初期にタイムトラベルした男を描いた日本SFの最高傑作。 - テリー・ブルックス:魔法の王国売ります! - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 妻の死去で生きがいを無くした弁護士が、ふと目にしたデパートの通販カタログの広告に引かれて魔法の王国ランドオーバーを買って王様になるというユーモア・ファンタジィの傑作。 - エリザベス・ヘイドン:ラプソディ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 完璧なまでに美しい「歌い手」ラプソディを主人公にして愛を歌い上げた、自由奔放なイメージで綴られる壮大でロマンチックなファンタジィ3部作。 - ロバート・R・マキャモン:魔女は夜ささやく - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 開拓時代のアメリカで魔女の告発を受けた女性を裁くために田舎町に赴いた判事とその書記。情感がある冒険ミステリィ。 - マイケル・マーシャル・スミス:オンリー・フォワード - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 風代わりな未来社会で、特殊な能力を持つ探偵を主人公にした2001年フィリップ・K・ディック賞受賞の傑作SF。 - マイケル・マーシャル・スミス:スペアーズ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 金持ちの臓器移植のためにクローン人間として育てられている子供たちを救おうとする元警察官が逃げ込んだのは飛ばない巨大飛行船だった。斬新な発想のSF。 - 三浦しをん:舟を編む - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
 - 新しい国語辞典を作る事に身命を投げ打って取り組む辞書編集部員たちを描いた第9回(2012年)本屋大賞受賞作。 - 宮部みゆき:蒲生邸事件 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 現代から50年前にタイムスリップして2.26事件に遭遇した予備校生の衝撃を描いた日本SF大賞受賞作。 - 宮部みゆき:泣き童子 三島屋変調百物語参之続 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - つらい思いをした事から気力を失った旅籠屋の娘が、江戸神田で袋物屋を営む叔父の家に引き取られ、叔父の発案で人さまの身に起きた不思議な出来事を聞く事により生きる力を取り戻していくという時代小説シリーズの第3作目。 - 森薫:乙嫁語り - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 12歳の夫の元に嫁いだ20歳の花嫁。19世紀の中央アジアを舞台にした花嫁たちの物語。 - 諸星大二郎:諸怪志異 - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 聊斎志異か剪灯新話かと言った趣きがある宋代の中国を舞台にして描かれた怪談・奇談の数々。 - 柳広司:風神雷神 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 桃山時代の後期から江戸時代の初期にかけて活躍した琳派の大家・俵屋宗達の生涯を描いた伝記小説。 - 山田宗樹:百年法 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 別の世界の別の日本。HAVI手術で永遠の若さが手に入るようになった世界で、術後100年を経過したら死ななければならないという法律を中心にした興味深いテーマのSF小説。 - 米澤穂信:折れた竜骨 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 12世紀のイングランドの離島を舞台にしたファンタジィ・ミステリィ。日本人が書いたにしては違和感を感じさせない世界が秀悦です。 - 隆慶一郎:影武者徳川家康 - 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 本物の徳川家康は関が原の合戦で倒れ、その後の家康は影武者が演じていたという設定の時代小説。 - スコット・リンチ:ロック・ラモーラの優雅なたくらみ - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 中世イタリアを思わせるような架空の都市を舞台にして若き詐欺師を中心に三つ巴四つ巴の陰謀が渦巻くファンタジィ。 - トム・ルッツ:働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち - 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
 - 労働とそれに対峙する怠けるという事について考察した名著。何だか勇気づけられます。ホント・・・。 
