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本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した作品の一覧です。

本屋が選ぶ時代小説大賞受賞作

本屋が選ぶ時代小説大賞は、文藝春秋が発行する月刊小説誌「オール讀物」の編集部が主催する文学賞です。
今年度発刊された時代小説の中から文芸評論家が候補作を選出し、それを元に「オール讀物」編集部が絞った最終候補作を選ばれた書店員たちが読んで、一番優れた作品を決定します。

  • 第11回(2021年)

    砂原浩太朗

    高瀬庄左衛門御留書

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
    (「内容紹介」より)

  • 第10回(2020年)

    永井紗耶子

    商う狼: 江戸商人 杉本茂十郎

      甲斐の農家から江戸の飛脚問屋の養子となった茂十郎は、十組問屋との紛争解決で名を揚げた矢先に永代橋の崩落事故で妻と跡取り息子を失う。その悲しみを糧に、三橋会所頭取となり橋の運営に要する莫大な費用を集め、衰退した菱垣廻船を立て直して流通を一新。疲弊した慣例を次々と打ち破り、江戸の繁栄に生涯を捧げた改革者に迫る傑作歴史小説。
      (「BOOK」データベースより)

    • 第9回(2019年)

      川越宗一

      熱源

        樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。 文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
        (「内容紹介」より)

      • 第8回(2018年)

        奥山景布子

        葵の残葉

          この四兄弟がいなければ、幕末の歴史は変わっていただろう―。子福者と天下に羨まれた徳川傍流・高須家から尾張、会津、桑名に散った若き兄弟は動乱の中、維新派と佐幕派に分かれ対立を深めてゆく。葵の御紋の誇りを胸に、新時代の礎となった高須四兄弟の運命を描く!
          (「BOOK」データベースより)

        • 第7回(2017年)

          佐藤巖太郎

          会津執権の栄誉

            相次ぐ当主の早世により、男系の嫡流が途絶えた会津守護、芦名家。近隣の大名から婿養子として当主を迎えることになったが、それをきっかけに家中に軋轢が生じる。一触即発の家臣たちをなんとかまとめていたのは家臣筆頭であり「会津の執権」の異名を持つ金上盛備。しかし彼も老齢にさしかかり、領土の外からは伊達政宗の脅威が迫っていた。
            (「BOOK」データベースより)

          • 第6回(2016年)

            垣根涼介

            室町無頼

              ならず者の頭目・骨皮道賢は幕府に食い込み、洛中の治安維持を任されていたが、密かに土倉を襲撃する。浮浪の首魁・蓮田兵衛は、土倉で生き残った小僧に兵法者への道を歩ませ、各地で民百姓を糾合した。肝胆相照らし、似通った野望を抱くふたり。その名を歴史に刻む企てが、奔り出していた。動乱の都を駆ける三人の男と京洛一の女。超絶クールな熱き肖像。
              (「BOOK」データベースより)

            • 第5回(2015年)

              中路啓太

              もののふ莫迦

                時は豊臣秀吉の天下統一前夜。肥後国田中城では村同士の諍いの末、岡本越後守と名乗る男の命が奪われんとしていた。だが、そこに突如秀吉軍が来襲。男は混乱に乗じて武器を取り応戦、九死に一生を得る。その戦いぶりにほれ込んだ敵将・加藤清正は、城主の姫を人質に取って越後守を軍門に降らせ、朝鮮の陣に従軍させるが―。
                (「BOOK」データベースより)

              • 第4回(2014年)

                岩井三四二

                異国合戦 蒙古襲来異聞

                  文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)。のちの元寇は当時「異国合戦」と呼ばれていた。侵略の矢面に立たされた九州の御家人は北条氏による執権政治の中心、鎌倉への直訴を試みる。先に蒙古に征服され、厳しい搾取のうえに日本侵攻への先兵とされた高麗。そして旺盛に国土を拡大し続ける蒙古を率いる皇帝フビライには、領土拡大以外の思惑があった―。時は鎌倉。日本が十数万人の異国の軍勢と闘った「元寇」。二度にわたる侵略と防衛のドラマを、まったく新しい視座から活写する、著者渾身の長編歴史小説。
                  (「BOOK」データベースより)

                • 第3回(2013年)

                  浅田次郎

                  一路

                    失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!
                    (「BOOK」データベースより)

                  • 第3回(2013年)

                    朝井まかて

                    恋歌

                      樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く直木賞受賞作。
                      (「内容紹介」より)

                    • 第2回(2012年)

                      澤田瞳子

                      満つる月の如し: 仏師・定朝

                        時は藤原道長が権勢を誇る平安時代。若き仏師・定朝はその才能を早くも発揮していた。道長をはじめとする顕官はもちろん、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所とすがった。が、定朝は煩悶していた。貧困、疫病が渦巻く現実を前に、仏像づくりにどんな意味があるのか、と。華やかでありながら権謀術数が渦巻く平安貴族の世界と、渦中に巻き込まれた定朝の清々しいまでの生涯を鮮やかに描く。第32回新田次郎文学賞受賞作。
                        (「内容紹介」より)

                      • 第1回(2011年)

                        伊東潤

                        黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞

                          日本と朝鮮―。戦う男たちの間に何があったのか。息をもつかせぬ展開、そして怒涛のクライマックス。
                          (「BOOK」データベースより)