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英国SF協会賞受賞作を受賞した作品の一覧です。

英国SF協会賞(The BSFA Awards)受賞作

英国SF協会賞(British Science Fiction Association Awards)は、イギリスのSFファン団体である英国SF協会((British Science Fiction Association:BSFA)が運営するSFの文学賞で、前年度にイギリスで刊行されたSF作品が対象になります。
長編部門(Best Novel)、短編部門(Best Shorter Fiction)、ノンフィクション部門(Best Non-Fiction)、アートワーク部門(Best Artwork)がありますが、以下は長編部門の受賞作品です。

  • 2022年

    エイドリアン・チャイコフスキー(Adrian Tchaikovsky)

    (City of Last Chances)

    • 2021年

      エイドリアン・チャイコフスキー(Adrian Tchaikovsky)

      (Shards of Earth)

      • 2020年

        N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

        (The City We Became)

        • 2019年

          エイドリアン・チャイコフスキー(Adrian Tchaikovsky)

          (Children of Ruin)

          • 2018年

            ガレス・L・パウエル(Gareth L. Powell)

            ウォーシップ・ガール(Embers of War)

              星間紛争中のある重大事件にかかわり、心に傷を負った重巡洋艦のAI〈トラブル・ドッグ〉は、終戦後にみずから軍を辞した。その後艦の武装を下ろして人命救助団体に加わり、新たな艦長サリーらと共にレスキュー活動に勤しんでいた彼女は、あるとき遭難信号を受信する。すべての惑星がオブジェのように加工されている謎の星系・ギャラリーで、民間船が何者かに撃墜されたというのだ。急ぎ駆けつけた〈ドッグ〉は、銀河の命運を賭けた戦いに巻きこまれる。はたして14歳のAI は銀河を救えるか? 2018 年英国SF 協会賞長編部門受賞の傑作宇宙SF 。
              (「内容紹介」より)

            • 2017年

              ニーナ・アラン(Nina Allan)

              (The Rift)

              • 2016年

                デイヴ・ハッチンソン(Dave Hutchinson)

                (Europe in Winter)

                • 2015年

                  アリエット・ド・ボダール(Aliette de Bodard)

                  (The House of Shattered Wings)

                  • 2014年

                    アン・レッキー(Ann Leckie)

                    亡霊星域(Ancillary Sword)

                      ついに内戦が始まった。宿敵アナーンダから艦隊司令官に任じられたブレクは反発しつつも、人ならぬ属躰であることを隠して出航する――かけがえのない人の妹が住む星系を守るため、かつての悲劇をけっしてくりかえさせないと誓って。だが乏しい情報と未熟な副官、誰が敵か誰が味方かわからない状況でどう戦う? ヒューゴー賞、ネビュラ賞はじめ7冠制覇の傑作『叛逆航路』に続く、本格宇宙SFのニュー・スタンダード第2弾!
                      (「内容紹介」より)

                    • 2013年

                      ガレス・L・パウエル(Gareth L. Powell)

                      ガンメタル・ゴースト(Ack-Ack Macaque)

                        第二次世界大戦中、英空軍で活躍する不死身のエース・パイロット“高射砲"マカーク。隻眼、葉巻と二丁拳銃がトレードマークの彼はある日、禁断の真実を知る――本当の彼は仮想空間に囚われた、人ならぬ存在だったのだ! 西暦2059年のパリで目覚めたマカークは、彼を救出した若き皇太子メロヴィクや人工脳を装着した元記者ヴィクトリアらと共に、三人を陥れた秘密組織を追う。彼らは仮想現実と人格移植研究に潜む陰謀を暴き、地球と火星に迫る危機を阻止できるのか? 英国SF協会賞を『叛逆航路』と同時受賞した、拡張現実SFの傑作登場!
                        (「内容紹介」より)

                      • 2013年

                        アン・レッキー(Ann Leckie)

                        叛逆航路(Ancillary Justice)

                          二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
                          (「内容紹介」より)

                        • 2012年

                          アダム・ロバーツ(Adam Roberts)

                          ジャック・グラス伝(Jack Glass)

                            遥か未来の太陽系、人類はウラノフ一族を頂点とする厳しい“階層”制度に組み込まれた。貧困と圧政にあえぐ市民の前に登場したのが、無法の父にして革命的扇動者―宇宙的殺人者、ジャック・グラスだった。彼の行くところには、つねに解決不可能な謎があった。脱出することができない宇宙の片隅にある監獄惑星、地球の重力下では持ち上げることができない凶器、どこにも弾丸が見当たらない凄まじい威力の銃撃…。哀れな囚人やミステリマニアの令嬢、太陽系一の警察官を巻き込みながら展開する、解けない謎の先にあるものとは?注目の英SF作家が贈る、謎と冒険に満ちたSFミステリ。英国SF協会賞/ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。
                            (「BOOK」データベースより)

                          • 2011年

                            クリストファー・プリースト(Christopher Priest)

                            夢幻諸島から(The Islanders)

                              時間勾配によって生じる歪みが原因で、精緻な地図の作成が不可能なこの世界は、軍事的交戦状態にある諸国で構成されている「北大陸」と、その主戦場となっている「南大陸」、およびその間のミッドウェー海に点在する島々「夢幻諸島」から成っている。最凶最悪の昆虫スライムの発見譚、パントマイマー殺人事件、謎の天才画家の物語…。死と狂気に彩られた「夢幻諸島」の島々には、それぞれに美しくも儚い物語があった。語り/騙りの達人プリーストが年来のテーマとしてきた「夢幻諸島」ものの集大成的連作集。英国SF協会賞/ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。
                              (「BOOK」データベースより)

                            • 2010年

                              イアン・マクドナルド(Ian McDonald)

                              旋舞の千年都市(The Dervish House)

                                ナノテク革命と低炭素経済への大転換により、空前の活況に沸く近未来。東洋と西洋のはざまにある巨大都市で突如、犠牲者ゼロの奇妙な自爆テロが発生する。犯人の正体も目的も不明なこの事件で、六人の男女の運命が急激に動きはじめる…。限りなくリアルな未来のヴィジョンと、そこに息づく人々の姿を鮮やかに描き上げ、キャンベル記念賞と英国SF協会賞をダブル受賞した傑作。
                                (「BOOK」データベースより)

                              • 2009年

                                チャイナ・ミエヴィル(China Mieville)

                                都市と都市(The City and the City)

                                • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                ふたつの都市国家“ベジェル”と“ウル・コーマ”は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。ベジェル警察のティアドール・ボルル警部補は、二国間で起こった不可解な殺人事件を追ううちに、封印された歴史に足を踏み入れていく…。ディック‐カフカ的異世界を構築し、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞をはじめ、SF/ファンタジイ主要各賞を独占した驚愕の小説。
                                (「BOOK」データベースより)

                              • 2008年

                                ケン・マクラウド(Ken MacLeod)

                                (The Night Sessions)

                                • 2007年

                                  イアン・マクドナルド(Ian McDonald)

                                  (Brasyl)

                                  • 2006年

                                    ジョン・コートニー・グリムウッド(Jon Courtenay Grimwood)

                                    (End of the World Blues)

                                    • 2005年

                                      ジェフ・ライマン(Geoff Ryman)

                                      エア(Air)

                                        2020年、中国、チベット、カザフスタンに国境を接する山岳国家カルジスタンのキズルダー村では、先祖伝来の棚田を耕し、昔から変わらぬ生活を続ける人々が暮らしていた。中国系女性チュン・メイは、そんな村の女性のために、町にでかけてドレスや化粧品を調達し収入を得る“ファッション・エキスパート”だった。ある日、キズルダー村で、新システム“エア”のテスト運用が行なわれることになった。“エア”は脳内にネット環境を構築し、個々人の脳から直接アクセスを可能にする新しいネットワーク・システムで、一年後の全世界一斉導入が予定されていた。だが、テストの最中に思わぬ悲劇が起きる。メイの隣人タンおばあさんが、システムの誤動作が原因で事故死してしまったのだ。テスト中、メイは“エア”内でタンおばあさんと交感、彼女の全人生を体験する。それ以降、おばあさんの意識はメイの脳内に住みついてしまうが、まるでその代償であるかのように、メイは偶然“エア”にアクセス可能なアドレスを取得する。それをきっかけにメイの人生は急転回を見せはじめる。“エア”がメイに、そして人類にもたらすものとは…。SF界を代表する物語作家が、異質なテクノロジーと出会い、アジアの小村から世界を変えることになるひとりの女性の人生を、ストレートに描いた巨篇。英国SF協会賞/アーサー・C・クラーク賞/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞。
                                        (「BOOK」データベースより)

                                      • 2004年

                                        イアン・マクドナルド(Ian McDonald)

                                        (River of Gods)

                                        • 2003年

                                          ジョン・コートニー・グリムウッド(Jon Courtenay Grimwood)

                                          (Felaheen)

                                          • 2002年

                                            クリストファー・プリースト(Christopher Priest)

                                            双生児(The Separation)

                                              1999年英国、著名な歴史ノンフィクション作家スチュワート・グラットンのもとに、J・L・ソウヤーなる人物の回顧録原稿が持ちこまれる。第二次大戦中に活躍した英国空軍爆撃機の操縦士でありながら、同時に良心的兵役拒否者だったJ・L・ソウヤーとはいったいどんな人物なのか…。稀代の物語の魔術師が、持てる技巧のすべてを駆使し書き上げた、“最も完成された小説”。アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞受賞作。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                            • 2001年

                                              アレステア・レナルズ(Alastair Reynolds)

                                              カズムシティ(Chasm City)

                                                身近警護の専門家タナー・ミラベルは、雇い主一家を惨殺した黒幕レイビッチを追って、故郷から遠く離れたイエローストーン星に到達した。だがそこで目にしたのは異形の都市カズムシティだった。謎のウイルスによる“融合疫”の発生により、建築物はあたかも新種の植物のように成長し、複雑に融合しあって奇怪なジャングルと化していたのだ…異形の街を舞台に展開するノンストップ・ハードボイルド・アクション超大作!英国SF協会賞受賞作。
                                                (「BOOK」データベースより)

                                              • 2000年

                                                (Mary Gentle)

                                                (Ash: A Secret History)

                                                • 1999年

                                                  ケン・マクラウド(Ken MacLeod)

                                                  (The Sky Road)

                                                  • 1998年

                                                    クリストファー・プリースト(Christopher Priest)

                                                    (The Extremes)

                                                    • 1997年

                                                      メアリ・ドリア・ラッセル(Mary Doria Russell)

                                                      (The Sparrow)

                                                      • 1996年

                                                        イアン・M・バンクス(Iain.M.Banks)

                                                        (Excession)

                                                        • 1995年

                                                          スティーヴン・バクスター(Stephen Baxter)

                                                          タイム・シップ(The Time Ships)

                                                            1891年、時間航行家は再び未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行で出会ったエロイ族のウィーナを救うためマシンを再起動し、西暦80万2701年の未来をめざした。だが、彼がたどり着いたのは高度な知性を有するモーロック族が支配する異なる時間線の未来であった。H・G・ウエルズの名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれ、英米独日四カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作。英国SF協会賞、フィリップ・K・ディック賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、クルト・ラスヴィッツ賞、星雲賞受賞。
                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                          • 1994年

                                                            イアン・M・バンクス(Iain.M.Banks)

                                                            フィアサム・エンジン(Feersum Endjinn)

                                                              人類が拡大を目指し大宇宙に翔び立っていった「地球離脱」から数千年。地球に残った人々は科学を捨て、半ば無気力に暮らしていた。だが、太陽と地球のあいだに「暗黒星雲」が忍びよってきたことで、事態は一変する。星雲が太陽を遮り、すでに大気の薄くなった地球から、今度は光までもが失われようとしているのだ。このままでは大氷河期が訪れ、人類は滅亡してしまう。そんなある日、「滑る石の平原」で異変が起こった。何千年ものあいだ平原を滑りつづけてきた32個の石が静止し、完全な円形に並んだのだ。これは人類破滅の予兆なのか?奔放なイマジネーションで終焉を迎えつつある超未来の人類の姿を描き、ウィリアム・ギブスン、ノーマン・スピンラッドなど英米のSFウルサ方を唸らせた英国SF作家協会賞受賞作。
                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                            • 1993年

                                                              クリストファー・エヴァンズ(Christopher Evans)

                                                              (Aztec Century)

                                                              • 1992年

                                                                キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                                                                レッド・マーズ(Red Mars)

                                                                • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                                人類は火星への初の有人飛行を成功させ、その後、無人輸送船で夥しい機材を送り出した。そしてついに2026年、厳選された百人の科学者を乗せ、最初の火星植民船が船出する。果てしなく広がる赤い大地に、彼らは人の住む街を創りあげるのだ。そして大気と水を。惑星開発に向けて前人未到の闘いが始まる。NASAの最新情報に基づく最高にリアルな火星SF。A・C・クラークが激賞!ネビュラ賞/英国SF協会賞受賞。
                                                                (「内容紹介」より)

                                                              • 1991年

                                                                ダン・シモンズ(Dan Simmons)

                                                                ハイペリオンの没落(The Fall of Hyperion)

                                                                • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                連邦の首星TC2から、色鮮やかな光条を描いて、FORCE無敵艦隊が出撃していく。めざすは謎の遺跡「時間の墓標」を擁する惑星ハイペリオン。宇宙の蛮族アウスターから人類連邦を守るための壮絶なる戦いの火蓋が、いままさに切って落とされようとしていた。いっぽうハイペリオンでは、連邦の密命を受けた七人の男女が、ついに「時間の墓標」に到着していた。長い旅路のはてに、その地で彼らを待ちうけていたのは…?『SFが読みたい!2001年版』が選ぶ90年代ベストSF第1位。ついに銀河を揺るがす戦いの火蓋は切られたハイペリオン・シリーズ、驚天動地の第二部。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                              • 1990年

                                                                コリン・グリーンランド(Colin Greenland)

                                                                (Take Back Plenty)

                                                                • 1989年

                                                                  テリー・プラチェット(Terry Pratchett)

                                                                  ピラミッド(Pyramids)

                                                                  • 1988年

                                                                    ロバート・ホールドストック(Robert Holdstock)

                                                                    (Lavondyss)

                                                                    • 1987年

                                                                      キース・ロバーツ(Keith Roberts)

                                                                      (Grainne)

                                                                      • 1986年

                                                                        ボブ・ショウ(Bob Shaw)

                                                                        (The Ragged Astronauts)

                                                                        • 1985年

                                                                          ブライアン・W・オールディス(Brian Wilson Aldiss)

                                                                          (Helliconia Winter)

                                                                          • 1984年

                                                                            ロバート・ホールドストック(Robert Holdstock)

                                                                            ミサゴの森(Mythago Wood)

                                                                              考古学者だった父が長年調査していた不思議なエネルギーに満ちた森。古代語を話す少女を探して兄はその森に消えた。そして、スティーブの前にも森の少女が現われた…。神話の原型に迫る問題作、待望の邦訳。
                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                            • 1983年

                                                                              ジョン・スラデック(John Sladek)

                                                                              チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク(Tik-Tok)

                                                                                もはやロボットを使うことは当たりまえになった。家事から医療、さらにロボットの製造まですべての分野でロボットが使役されている。人間の安全のためにロボットたちにはロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」が組み込まれていた。だが、チク・タクにはその回路が作動していなかった。ペンキ塗りをしていたチク・タクは少女を殺し、その血で壁に絵を描く。おかしなことにその壁画が美術評論家に評価され、チク・タクは芸術家のロボットとして世の注目を集める。使役から解放され金を手に入れたチク・タクは、人間への“実験”(殺人、強盗、扇動などなど)を開始する――。奇才スラデックによる英国SF協会賞受賞作のロボット・ピカレスク。
                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                              • 1982年

                                                                                ブライアン・W・オールディス(Brian Wilson Aldiss)

                                                                                (Helliconia Spring)

                                                                                • 1981年

                                                                                  ジーン・ウルフ(Gene Wolfe)

                                                                                  新しい太陽の書(The Shadow of the Torturer)

                                                                                  • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                                                  遙か遠未来、老いた惑星ウールスで〈拷問者組合〉の徒弟として働くセヴェリアンは、反逆者に荷担した疑いで捕らえられた貴婦人セクラに恋をする。組合の厳格な掟を破り、セクラに速やかな死を許したセヴェリアンは、〈拷問者組合〉を追われ、死にゆく世界を彷徨することとなる……。巨匠ウルフが持てる技巧の限りを尽くし構築した華麗なる異世界で展開される、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズ。新装版でついに開幕
                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                • 1980年

                                                                                  グレゴリイ・ベンフォード(Gregory Benford)

                                                                                  タイムスケープ(Timescape)

                                                                                    1998年、世界は破滅に向かって突き進んでいた。慢性的な異常気象、食糧難、エネルギー危機…。北アフリカでは旱魃で住民がつぎつぎに餓死していく。そして南アメリカ沖で発生した赤潮は、地球的規模での大災厄の前ぶれだった。だが、すべては1960年代以降に使われはじめた農薬などの化学物質による環境汚染が原因なのだ。過去を変えぬかぎり、世界は救われない。―そこでケンブリッジの物理学者ジョン・レンフリューは、光よりも速い粒子タキオンを使って過去へ通信を送ろうと考えたが!タイム・パラドックスに挑む科学者を鮮やかに描く、ネビュラ賞受賞の傑作ハードSF。
                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                  • 1979年

                                                                                    J・G・バラード(J. G. Ballard)

                                                                                    夢幻会社(The Unlimited Dream Company)

                                                                                      空を飛ぶ夢にとりつかれたおれは、ある日空港からセスナを盗んで飛びたった。だがセスナは郊外の閑静な町シェパトンに火だるまとなって墜落する。住民たちの救助で一命をとりとめるが、なぜかこの町から脱出できずに過ごすうち、身のまわりには奇妙な出来事が起こり始め…。やがて町は熱帯のジャングルと鳥たちの楽園へと変貌してゆくのだった。鬼才バラードの到達点を示す傑作。
                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                    • 1978年

                                                                                      フィリップ・K・ディック(Philip K. Dick)

                                                                                      暗闇のスキャナー(A Scanner Darkly)

                                                                                        どこからともなく供給される麻薬、物質Dがアメリカ中に蔓延していた。覆面麻薬捜査官アークターは、捜査のため自らも物質Dを服用、捜査官仲間にも知らさずに中毒者のグループに潜入し、彼らと日々を共にしていた。だがある日、彼は上司から命じられる。盗視聴機を仕掛け、アークターという名のヤク中を―彼自身を監視せよと。彼はその命令に従うが…。ディック後期の傑作。
                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                      • 1977年

                                                                                        イアン・ワトスン(Ian Watson)

                                                                                        ヨナ・キット(The Jonah Kit)

                                                                                          サハリン(樺太)のオーゼルスキーにあるソ連の研究所で、密かに人間の意識を他の生体に刷り込む実験が行なわれていた。海底資源を守るばかりではなく、海底の軍事的覇権を握るために、クジラを利用するのが研究の狙いだった。すでに第一段階として、宇宙飛行士ニーリンの脳を生まれたばかりの赤ん坊に刷り込むことに成功していた。ところが、六歳になったニーリン坊やが突如介護人ともども漁船で逃亡を計った。北海道沖で無事収容されたニーリン坊やは、介護人を通して、アメリカへの亡命を要請する。一方、メキシコのアンデスにある天体観測所では、ノーベル賞を受賞したこともある著名な天文学者ポール・ハモンドが、全宇宙の創造に関わるショッキングな学説を発表しようとしていた……。
                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                        • 1976年

                                                                                          マイクル・コニイ(Michael Coney)

                                                                                          ブロントメク!(Brontomek!)

                                                                                            惑星アルカディアは人口減少の危機に直面。立ち往生した政府に代わって、超巨大企業へザリントン機構が実権を掌握、惑星復活へ向けた一大計画を開始する。地球で挫折した男ケヴィンは計画に巻き込まれるが、機構の美女スザンナと出会い、運命が変わり始める…多くの読者に愛された英国SF協会賞受賞の名作、完全新訳版。
                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                          • 1975年

                                                                                            ボブ・ショウ(Bob Shaw)

                                                                                            (Orbitsville)

                                                                                            • 1974年

                                                                                              クリストファー・プリースト(Christopher Priest)

                                                                                              逆転世界(Inverted World)

                                                                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                              「地球市」と呼ばれるその世界は、全長1500フィート、七層から成る要塞のごとき都市だった。しかも年に36.5マイルずつレール上を進む可動式都市である。そんな閉鎖空間に生まれ育った主人公ヘルワードは、成人を迎えた日に初めて都市の外へ出ることを許された。だがそこで彼が見たのは…月も太陽もいびつに歪んだ異常な光景だった。英国SF協会賞に輝く、鬼才の最高傑作。
                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                            • 1973年

                                                                                              アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                                                              宇宙のランデヴー(Rendezvous With Rama)

                                                                                                〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕太陽系内に突如現われた謎の小惑星。だが、それは自然の天体ではなく、巨大な金属物体であった。ついに人類は、宇宙からの最初の訪問者を迎えることになるが……巨匠クラークが〈未知の存在〉とのファースト・コンタクトを、該博な科学知識を駆使して見事に描きあげた超話題作
                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                              • 1971年

                                                                                                ブライアン・W・オールディス(Brian Wilson Aldiss)

                                                                                                (The Moment of Eclipse)

                                                                                                • 1970年

                                                                                                  ジョン・ブラナー(John Brunner)

                                                                                                  (The Jagged Orbit)

                                                                                                  • 1969年

                                                                                                    ジョン・ブラナー(John Brunner)

                                                                                                    (Stand on Zanzibar)