ドラゴン賞 SF小説部門 受賞作
ドラゴン賞(Dragon Awards)は、北米のジョージア州アトランタで毎年9月に開催されるポップ・カルチャーのファン・イベントであるドラゴン・コン(Dragon Con)が2016年に創設したSF・ファンタジィ小説、コミック、ゲーム、映画などを対象とする賞です。
SF小説部門、ファンタジー小説部門、コミック部門、SF・ファンタジィTVシリーズ部門など複数の部門があり、小説の部門だけでも細かく分かれています。
対象となる作品は前年の7月1日から当年の6月30日までに発表されたもので、推薦や投票は全てドラゴン・コンの公式サイトで行われ、ドラゴン賞のルールに従っていれば大会への参加者以外でも推薦・投票に参加出来ます。
以下はSF小説部門(Best Science Fiction Novel)の受賞作の一覧です。
2025年
(Matt Dinniman)
(This Inevitable Ruin)
2024年
ジョン・スコルジー(John Scalzi)
(Starter Villain)
2023年
ティモシィ・ザーン(Timothy Zahn)
(The Icarus Plot)
2022年
ジェイムズ・S.A.コーリィ(James S. A. Corey)
(Leviathan Falls)
2021年
アンディ・ウィアー(Andy Weir)
プロジェクト・ヘイル・メアリー(Project Hail Mary)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
グレースは、真っ白い奇妙な部屋で、たった一人で目を覚ました。ロボットアームに看護されながらずいぶん長く寝ていたようで、自分の名前も思い出せなかったが、推測するに、どうやらここは地球ではないらしい……。断片的によみがえる記憶と科学知識から、彼は少しずつ真実を導き出す。ここは宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号――。ペトロヴァ問題と呼ばれる災禍によって、太陽エネルギーが指数関数的に減少、存亡の危機に瀕した人類は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を発動。遠く宇宙に向けて最後の希望となる恒星間宇宙船を放った……。
(「内容紹介」より)
2020年
ジョン・スコルジー(John Scalzi)
(The Last Emperox)
2019年
(Brad R. Torgersen)
(A Star-Wheeled Sky)
2018年
アンディ・ウィアー(Andy Weir)
アルテミス(Artemis)
人類初の月面都市アルテミス──直径500メートルのスペースに建造された5つのドームに2000人の住民が生活するこの都市で、合法/非合法の品物を運ぶポーターとして暮らす女性ジャズ・バシャラは、大物実業家のトロンドから謎の仕事の依頼を受ける。それは都市の未来を左右する陰謀へと繋がっていた……。『火星の人』で極限状態のサバイバルを描いた作者が、舞台を月に移してハリウッド映画さながらの展開で描く第二作。
(「内容紹介」より)
2017年
ジェイムズ・S.A.コーリィ(James S. A. Corey)
(Babylon's Ashes)
2016年
ジョン・C・ライト(John C. Wright)
(Somewhither: A Tale of the Unwithering Realm)