浅田次郎 「きんぴか(1) 三人の悪党」の感想です。
信頼する人物にはめられたり、英雄気取りで馬鹿な真似をしたり、とことん一本気だったりして、社会にうまく適合出来ない落伍者の男3人組。
そんな彼らが引退した刑事と組んで、自分がやりたかった何かをしでかしていく様子を描いたユーモアあふれる人情ピカレスク・ロマンです。
当然のことながら絵空事の世界になりますけど痛快なお話です。
あまり真剣になって読む類の深い作品ではありませんが、笑って応援して楽しい気持ちになれるエンターティメント小説で楽しめました。