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ジェイン・オースティンの邦訳された作品リストです。

ジェイン・オースティン(Jane Austen)

1775年12月16日生、1817年7月18日没

ジェイン・オースティンは19世紀初頭の英国の女性小説家です。
6作の長編小説は地方に住む良家の女性の結婚にまつわる出来事を描いた物語で、価値観はともかくとして、当時の中流から上流階級の人たちの生活をユーモラスに、かつ皮肉も交えて描き、今読んでも古臭さを感じない愛情に満ちた作品がそろっています。
どの作品も管理人は大好きです。

サマセット・モームは、彼女の代表作「自負と偏見(高慢と偏見)」を世界の十大小説に挙げていますし、かの夏目漱石も彼女の写実性を絶賛しているのだとか。

教科書で取り上げられるような作家ではないと思いますし、日本ではそれほど一般的に有名な作家ではないと思いますが、英国の10ポンド紙幣の裏面の肖像画はジェイン・オースティンになっています。それだけ国民的な作家なのだと思います。

しかし「高慢と偏見」と「自負と偏見」、「説きふせられて」と「説得」など、これだけの作家なのですから、できれば邦題は統一して欲しいですよね。

ジェイン・オースティン 邦訳作品リスト

  • 自負と偏見(高慢と偏見)(Pride and Prejudice)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    イギリスの田舎町、五人姉妹のベネット家の隣に、青年紳士ビングリーが引越して来る。温和で美しい長女ジェーンと才気溢れる次女エリザベス、そして快活なビングリーとその親友で気難し屋のダーシー。ところが、エリザベスが高慢で鼻持ちならぬ男と考えていたダーシーが、実は誠実で賢明な紳士だと判った時…。二組の恋の行方と日常を鋭い観察眼とユーモアで見事に描写した名作。
    (「BOOK」データベースより)

  • エマ(Emma)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが―。19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。
    (「BOOK」データベースより)

  • 説きふせられて(PERSUASION)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    愛しながらも周囲に説得されて婚約者と別れたアン。八年の後、思いがけない出会いが彼女を待ち受けていた…興趣ゆたかな南イングランドの自然を舞台に、人生の移ろいと繊細な心のゆらぎがしみじみと描かれる。オースティン最後の作品。
    (「BOOK」データベースより)

  • マンスフィールド・パーク(Mansfield Park)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    虚弱体質で内気な少女ファニーは准男爵家に引き取られ、伯母のいじめにあいながらもひたすら耐える日々を送っていた。いつしか感受性豊かな女性へと成長した彼女に、いとこのエドマンドへの秘めたる恋心が芽生えたが―。恋愛小説の達人で、皮肉とユーモアを愛するオースティンが、あえて道徳心の大切さを訴えた円熟期の作品。わかりやすい新訳で好評のオースティン長篇6作品個人全訳完結。
    (「BOOK」データベースより)

  • 分別と多感(Sense and Sensibility)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    「分別」のある姉エリナーと、「多感」な妹マリアン。エリナーが思いを寄せるエドワードは、ぱっとしないが誠実な青年。マリアンが激しい恋をするウィロビーは、美貌と気品を兼ね備える情熱の男性。この似合いのカップルに、それぞれ不似合いな人物が複雑に絡み、姉妹の結婚への道は紆余曲折する。19世紀英国の田園を舞台に繰り広げられる恋愛小説の傑作。初の文庫化を読みやすい新訳で実現。
    (「BOOK」データベースより)

  • ノーサンガー・アビー(Northanger Abbey)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    17歳の平凡な少女キャサリンは、リゾート地バースで恋に落ち、由緒あるお屋敷に招待されて有頂天。古めかしいお屋敷で、愛読中のゴシック小説に出てくるようなホラー体験ができる、と大喜びでノーサンガー・アビーに出かける。ところが、小説の読みすぎでキャサリンの妄想はとんでもない方向に…。オースティン初期の辛口ラブコメディー。定評ある読みやすい新訳で初の文庫化。
    (「BOOK」データベースより)