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ロバート・シェクリイの邦訳された作品リストです。

ロバート・シェクリイ(Robert Sheckley)

1928年7月16日生、2005年12月9日没

ロバート・シェクリイは管理人にとって特別な作家です。
管理人が小6の時に読んだ創元推理文庫の「ロボット文明」は、大げさに言えば管理人の人生を変えた1冊です。実際この本に出会っていなければ、管理人の人生は随分と違ったものになったはずです。特に小学生の時に出会ったことは大きかったですね。

1960年代の後半、ひょっとしたらシェクリイは海外SF作家の中で一番人気があったのではないでしょうか。乏しい小遣いの中から、管理人はハヤカワSFシリーズから出ているシェクリイの作品を買ったものです。
特に長編に捻った作品が多くて、今から思えば一般受けするような作品は少なかったような気がしますが、あの当時の管理人にアメリカSFの香りを感じさせてくれたのは、シェクリイとフレドリック・ブラウンだったと思います。

多作な人で相当な数の小説を書いているようですが、70年代になるとピタリと邦訳が出なくなり消えてしまったような気がします。

ロバート・シェクリイ 邦訳作品リスト

  • ロボット文明(THE STATUS CIVILIZATION)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    地球の犯罪者たちの流刑地とされる惑星オメガは、地球から完全に隔離された犯罪者だけの世界だった。奴隷・平民・自由市民・貴族という階級社会が構築され、定められたルール内で巧みに罪を犯すものが優遇されるという社会では悪徳が奨励される。新徒刑囚ウィル・バレントは殺人罪でオメガに送られたが、冤罪ではないかと疑っていた。鬼才シェクリィの名作SF。

  • 人間の手がまだ触れない(Untouched by human hands)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    「怪物」「幸福の代償」「祭壇」「体形」「時間に挟まれた男」「人間の手がまだ触れない」「王様のご用命」「あたたかい」「悪魔たち」「専門家」「七番目の犠牲」「儀式」「静かなる水のほとり」の13篇の短編を収録した、斬新なアイディアに満ちたSF短編集。

  • 宇宙のかけら(Shards of Space )

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    「探鉱者の饗宴」「男ひとりと女たち」「共感」「ポテンシャル」「千日手」「自語自話」「不景気」「やっと独りになれた」「永遠」「ローレイの掃除夫」「特別陳列品」の11篇の短編を収録したSF短編集。

  • 宇宙市民(Citizen in Space)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    「名前のない山」「会計士の守護神」「狩猟の問題」「時間泥棒」「世界一幸運な男」「さわるべからず」「無から有」「トラナイへの切符」「最後の戦い」「徘徊許可証」「宇宙市民」「愚問」の12篇の短編を収録したSF短編集。会計士の守護神と徘徊許可証がユーモラスな味わいがあって好き。

  • 地球巡礼(Pilgrimage to Earth)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    「地球への巡礼の旅」「地球人善と悪」「ワナ」「肉体」「試作品」「廃品処理サーヴィス会社」「人間の負う重荷」「夜の恐怖」「悪薬」「災厄を防ぐもの」「地水火風」「密航者」「アカデミー」「家畜輸送船」「救命艇の叛逆」の15篇の短編を収録したSF短編集。

  • 標的ナンバー10(The 10th Victim)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    21世紀の地球では大きな戦争はなくなり平和な社会が訪れていた。それというのも、人類の闘争本能を発散させる殺人ゲームが、合法化されていたからだった。誰でも自由に参加できるこのゲームでは、参加者は追跡者として5回、逃亡者として5回連続して勝たなければならない。10人の人間を殺した勝利者には、莫大な報奨が与えられる。美貌の女性キャロライン・メレディスの10人目の標的は、イタリアのプレイボーイ、マルチェルロ・ボルレッティという男だった。殺人が合法的になった世界を描いたシェクリィの短編「七番目の犠牲」を原作にしたイタリア映画「華麗なる殺人」のノベライゼーション。

  • 人類の罠(The People Trap)

    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

    AAAエース星間浄化サービス社のグレガーとアーノルドの二人に、惑星消毒の依頼が舞い込んだ。対象となる惑星は人類の生存に適した惑星ながら、何と幽霊や怪物が出現し、実際にその惑星に植民しようとした集団は全滅したという。惑星浄化のために乗り込んだ二人が出会ったものは・・・([幽霊第五惑星])など、奇想天外な着想と軽妙な語り口に富むシェクリィの14篇の短編集。人類の罠、生贄降臨、ちょっとお話しませんか?、禁断の園、思考の香り、必要なもの、レドファーンの迷路、論より証拠、ラクシャの鍵、最終兵器、釣りの季節、夢の世界、外交官不可侵特権、幽霊第五惑星を収録。

  • 不死販売株式会社(Inmortality, Inc.)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    時速80マイルで走っていたトマス・ブレインは、突然の自動車事故のため、頭はガラスを突き破り、胸にはハンドルが突き刺さり、背骨が折れ、苦痛を感じる暇もなくあっさりと死んだ。だが、目を覚ますと、そこは100年以上も先の未来。しかも、死から生き返らされたブレインは、幽霊やゾンビイが跳梁跋扈する超未来世界で、恐るべきハンターに追いかけられるはめに…。話題のSFX映画『フリージャック』の原作ついに登場。
    (「BOOK」データベースより)

  • 精神交換(Mindswap)

    • 再読度 ☆:読後感 ☆
  • 奇跡の次元(Dimension of Miracles)

    • 再読度 ☆:読後感 ☆
  • 明日を越える旅(Journey Beyond Tomorrow)

    • 再読度 ☆:読後感 ☆

    シェクリィの長編は取留めがないのが多いけどこれもそう。

  • 無限がいっぱい (異色作家短編集)(Notions:Unlimited)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

    この広い宇宙にはたまらなく不思議なものがたくさんあるのです。十二篇の傑作を収録。

  • 残酷な方程式(Can You Feel Anything When I Do This?, and Other Stories)

    • 再読度 ☆:読後感 ☆